○広尾町営牧場職員服務規程

昭和58年4月1日

訓令第2号

第1条 広尾町営牧場の職員(以下「牧場職員」という。)は、広尾町営牧場運営管理条例(昭和43年条例第23号)、広尾町営牧場運営に関する規則(昭和58年規則第8号)その他の準用する規定のほか、この規程により夏季の放牧看視、冬季の舎飼管理及び草地の維持管理を行うものとする。

第2条 夏季の放牧看視については、次の事項を遵守しなければならない。

(1) 春の放牧開始は、草丈が15~20センチメートルに伸長してから行い、おおむね10センチメートルを残して輪換放牧を行うこと。

(2) 放牧期間中は、特別の事情を生じない限り終日放牧を行うこと。

(3) 放牧施設を常時点検し、故障ケ所は速やかに補修すること。

(4) 草地状況を常時観察し、不食草及び毒草は、刈払い、抜取り、根掘り、除草剤の使用による枯殺等により除去すること。

(5) 放牧後の掃除刈りと排糞処理の励行により、不食過繁地の生成を防止すること。

(6) 放牧牛を、検査又は天候の悪化、獣害等から保護のため、放牧地から畜舎等の所定の場所に移動集合せしめるときは、これを誘導して管理者の指示により処理すること。

(7) 常に放牧頭数を確認し、脱柵逃亡及びこれによる隣接地への加害を防止すること。また野犬、熊等の獣害防止に努めること。

(8) 放牧地を常時巡回して放牧牛の採食状況、反すうの有無等健康状態を観察し、疾病、外傷等の異常を認めたときは、適宜措置のうえ重症の場合は管理者の指示に従い保護治療すること。発情牛を発見したときは、速やかに人工授精の措置をとること。

(9) 放牧地の草生の状況を常に注意し、追肥、追播、病害虫防除並びに放牧期間の変更が必要と認められるときは管理者に報告し、その指示に従うこと。

(10) 中途入牧の申し込みを受理したときは、管理者は速やかにその措置を決定し、入牧を許可したときは、入牧牛の預託条件を確認をうえ標識を付して放牧すること。

(11) 放牧牛の群構成は最少限2群とし、16ケ月齢を標準として区分すること。

(12) 中途退牧の届出は退牧日の5日前までとし、管理者は届出に基づき退牧牛を確認して預託者に引渡すこと。

(13) 終牧時の草は少なくとも15センチメートル程度の草丈で越冬させるよう配慮すること。

(14) 入牧時には、預託牛個体別に両側面の写真を撮影して台帳を作成すること。

(15) 預託牛管理台帳に個体別の管理状況を記録し、その経過を明確にして置くこと。

(16) 放牧施設内の利用施設、機械、備品等の盗難防止につとめること。

(17) 作業日誌に天候、入退牧、人工授精、放牧病等の放牧管理状況及び放牧施設、機械の管理状況等の業務内容を記入すること。なお、肥料及び岩塩の受払簿を備え付けて、その在庫量を明確にして置くこと。

第3条 採草用草地の維持管理及び牧草の収穫、貯蔵は次により行うものとし、冬期舎飼の粗飼料の確保をはかるものとする。

(1) 採草地の牧草収量は、ヘクタール当り最少限30トンを目標として、牧草密度及び草種構成の維持調節と、デスキング等の表土撹拌、石灰の適量施用等の土壌改良並びに堆肥の撒布による有機質の補給と施肥の合理化に努め、草地生産性の向上をはかること。

(2) 施肥量は、ヘクタール当り600キログラムを基準として、各草生に応じて適合肥料の適期適量施用により草生の維持助長をはかること。

(3) 草地の計画的更新をはかると共に、部分的な裸地、草生後退については、土壌表層処理と追肥、追播併用による簡易更新を行うこと。追播量は、10アール当り400グラムを基準として状況に応じて増減すること。

(4) 採草は、草生と栄養価を考慮のうえ、気象条件を勘案して摘期に収穫を行うものとし、原則として1番草は6月15日、2番草は8月5日、3番草は10月10日までに終了すること。

(5) 草地用機械器具は、冬期間に完全整備を行うものとし、作業期間中の点検整備の励行と併せて関係メーカーの巡回サービスの利用等に留意して事故防止に努め、草地管理、収穫作業の効率化をはかること。

(6) 収穫期には天候に留意し、好天の日には管理者の指示に従い、所属人員、機械力を動員して時間外稼動を伴うフル操業を行い、状況に応じて農家保有機械を借上げて作業能率の向上をはかり、粗飼料の適期収穫確保に努めること。

(7) 作業日誌に、天候、草地管理及び粗飼料調整の状況、収穫量機械の運行状況等を記入すること。

2 牧草を売払い処分するときは、前項関係各号の規定の遵守を条件として立毛にて処分するものとする。

第4条 冬期の舎飼管理については、次の事項を遵守しなければならない。なお、入退牧の取扱いは、第2条の関係各号の規定により処理すること。

(1) 飼料は、個体別計算給与量をもとに、各群別に維持飼料と発育に応じた増量を考慮して適正量の給与をはかること。

(2) 乾草の給与は、常時草架に置いて自由採食とすること。

(3) サイレージ、配合飼料は定時に給与を行い、常に採食と発育の状況を観察して給与量の調整をはかると共に、状況に応じて群の再編成を行って標準発育に努めること。

(4) 常時預託牛の健康管理に留意し、発育不良、疾病、外傷等の事故牛及び発情牛の早期発見と早期措置をはかること。

(5) 舎飼施設の維持管理と環境保全に留意し、特に給餌、給水施設の常時点検整備に努め、集団飼養に万全を期すること。

(6) 作業日誌に天候、温度、入退牧、飼料給与、人工授精、患畜治療等の管理状況及び施設、機械の管理等の業務内容を記入すること。なお、粗飼料、サイレージ及び配合飼料の受払簿を備え付けて在庫量を明確にして置くこと。

第5条 この規程に定める以外について必要な事項は、広尾町文書取扱規程(昭和56年訓令第2号)広尾町職員服務規程(昭和56年訓令第3号)を準用する。

附 則

この規程は、公布の日から施行する。

広尾町営牧場職員服務規程

昭和58年4月1日 訓令第2号

(昭和58年4月1日施行)

体系情報
第8編 産業経済/第2章 林/第3節
沿革情報
昭和58年4月1日 訓令第2号